ディズニーリゾート内のレストランの予約や予約の必要性、宿泊予約でのお食事確保について記事にします。
プライオリティ・シーティングとは
東京ディズニーリゾート(TDR)内のレストランの事前予約をディズニーではプライオリティ・シーティング(優先案内)と呼んでいます。
プライオリティ・シーティングとは、ディズニーに行く日が決まったらディズニーホテルやパーク内のレストランをディズニーの公式アプリや公式サイトを使って事前に予約することができるシステムです。
プライオリティシーティングの対象レストランは1か月前や3か月前などから事前予約が可能になっています。
プライオリティ・シーティング(優先案内)ディズニー公式サイト
※ディズニー公式サイトは繋がるのに少し時間がかかる場合があります。
プライオリティシーティングを取っておくと、入る時間帯も決まり待ち時間を少なくして快適に食事をとることができます。
予約と言っても時間枠なので5分~15分など待つパターンもあります。
プライオリティシーティングの対象レストランは、大抵、席でのオーダー制またはバイキングのレストランでゆったりと食事ができる場所です。
プライオリティシーティングは、席まで案内してもらってゆっくりと食事をとりたい大人の方や、赤ちゃんやお子様としっかりしたお食事をされたい方に最適です。
TDR全施設のおすすめレストランをご覧になりたい方は休めるおすすめレストランをご確認ください。

プライオリティシーティングの必要性
結論は、パークやディズニーホテルのレストランは通常混雑しているので、予約が必要になります。
TDRの人気からパークやディズニーホテル自体が混雑してしまい、食事時になるとレストランに人が集中してしまいます。
食事時とはいえ、混雑が何時間も続くので本来ならレストランに入れないか長時間並ばなければならなくなります。
※ランチやディナーの時間帯を多少ずらしても混んでいる時が多いです。
和定食やパスタセットなどのお食事が出来る人気レストランは、当日の食事時に行くと必ず混雑していて好きな時間には入れません。
例えば土曜日にディズニーリゾートに行くとして、12時にレストランを訪ねると一時間半以上待つときもあります。
それも時間的にパークで遊ぶ他の予定と重なるので実際待つことは難しい可能性が高いです。
私の経験上、例えば土・日・月(祝)の休日があるとして大体一番待ち時間が少ないのは月曜日の祝日になります。
お仕事の都合で連休最終日をゲストが避けるためだと考えていますが、連休最終日のお出掛けは負担もかかりますよね。
休日と平日の混み状況を比べるとやはり平日が動きやすいですが、平日もある程度は混雑の覚悟が必要です。
ハンバーガーなどのカジュアルレストランについては自分で席をとるシステムで混雑時はなかなか席が空きません。
席を取るのに並ばないレストランは先物勝ち状態です。
シーにある800席以上あるような大き目のカジュアルレストランは席がある程度空いていることもあります。
※また、トレーの上に好きな料理をのっけていって会計後にキャストが席まで案内してくれるレストランも一部あります。
ディズニーレジャーにベビーカーは便利ですが、ベビーカーや荷物を持って席を取ることは負担になります。
また、パーク自体が混んでいるので、大人の方も食事時ぐらいは確実に座って休みたい方も多くいらっしゃいます。
「15時、16時くらいに昼食や夕食を!」という気合いがある場合はその限りではないです。
学生の時やパスチケットが買いやすいお値段だった時期はそれでもOKでしたが、現状は少し厳しいのかなと思います。
そのため、レストランでゆっくりしたい(休みたい)という方については、事前(日程が決まった段階)に予約するのが一番です。
一般的にはプライオリティシーティングがあるレストランに予約をせずに突入しても、入れないか長い時間待つことになります。
プライオリティシーティング 予約方法とコツ
先ずはプライオリティ・シーティングの予約方法について記載します。
※お食事付きディズニーホテルの宿泊予約については次の宿泊予約でお食事確保でご紹介します。
【予約の流れ】
1.パークに遊びに行く希望日を決める
2.大体の日程が決まったら、ディズニーリゾートの公式サイトか公式アプリでレストランの事前予約をしておく
プライオリティ・シーティング(優先案内)ディズニー公式サイト
※ディズニー公式サイトは繋がるのに少し時間がかかる場合があります。
※アプリはディズニーのアトラクション予約などにも必要です。ユーザー認証が必要なので、前日までにユーザー登録しておきましょう。IDとパスワードを覚えておくのを忘れずに。
3.どうしても前日までにお店を事前予約できない場合、当日朝9時から公式アプリまたは公式サイトの事前予約で予約するか、朝10時から直接店頭に行って予約する(当日の予約分はあらかじめ別枠で用意されています)
遊びに行く日に近づけば近づくほど予約がほぼ満席になります。
予約のためのレストラン検索の際にはあまり細かく絞らず、空席のみを表示させることをおすすめします。
※予約制限があります。
予約の際、システム上ではディズニーランド・ディズニーシーの両パークとディズニーホテルの中から絞り込みや検索予約が行えます。
【ホテルのお食事予約について】
ディズニーランドホテル:ディズニーランドと行き来しやすい
ミラコスタ:ディズニーシー パーク内にあり、シーと行き来しやすい
【ホテルのお食事予約における注意】
アンバサダーホテル(パークとは離れた舞浜駅イクスピアリの方)
ファンタジースプリングスホテル:基本宿泊者限定(ディズニーシーパーク内)
トイストーリーホテル:基本宿泊者限定
セレブレーションホテル:基本宿泊者限定
※ファンタジースプリングスホテルのレストランなどの決まりについては運営状況により変わる可能性もあります。
ファンタジースプリングスエリアについては、当日事前注文の方法を全面的に展開していますが、新エリアについては下のファンタジースプリングスエリアで説明しています。
見たいショーの時間などと被らないように予約してください。
また、前日予約に関しては、21時程度からホテルのレストランのみに表示が絞られてパーク内のレストランは予約できなくなります。
TDR全施設のおすすめレストランではパークやディズニーホテルのおすすめレストランの特徴をご紹介しています。

当日の遊ぶ時間がもったいないので当日に席があるか確認するよりも可能であれば事前予約をお勧めしたいです。
朝10時に直接店頭に行く予約方法は、たまたまお店の近くに居れば良いですが、急いで行っても埋まっている場合もあり、負担が大きいです。
事前予約では予約制限などはありますが、キャンセル料や予約料金はかかりません。
予約ができるレストランの食事のお値段に関しては、軽食ではないので割高にはなります。
しっかり食べると、一人1,500円~(子供)や、大人は2,000円は超えることが多いです。
食事の予約のコツとしては、予約制限があるのでランチとディナーそれぞれ単独に考えるのではなく、かけられる予算などから1日の体験として考えて予約してください。
例えば、ディナーに関して、16時で早すぎる時間かつ値段の高すぎるレストランしか取れなかった場合。
ディナーを直ぐにキャンセルせず、ランチでよりお得そうなものが取れたらディナーをキャンセルするという考え方で予約を取ることもおすすめです。
当日、入園後のアプリ予約に関しては当日予約スタート時の9時から繋がりにくくなります。
一定の時間が過ぎると、キャンセルが一つずつこぼれてきて空席が表示される状態になりますが、それも直ぐになくなり、また違う時間帯のレストランがキャンセルされて表示されるという状況になります。
操作によってはエラー表示なども出ることがあります。
大人が二人以上いる場合は、二人ともアプリを取っておいて手分けした方が負担が少ないです。
予約を活用して並ぶことを避ける場合、アトラクション予約のためにもスマホを多用するので、現実的にはスマホのモバイルバッテリーが必要になってしまいます。
モバイルバッテリーはエレコムが使いやすいかなと思います。
メーカー:エレコム スマホ3回分(目安)充電バッテリー
ご家族の場合はより体力も使うので昼と夜(または1回でも)お食事休憩としての予約をおすすめします。
宿泊とセットでお食事・休憩を確保する
お食事付きの宿泊予約や休憩がとりやすいディズニーホテルをご紹介します。
ご紹介するディズニーホテルはパークで遊びながらも混雑するお食事時にホテル内でゆったりと過ごせます。
ディズニーホテルであれば、立地も良くパークの1DAYパスもフロントで入手できます。
パークを満喫するのにベストな選択です。
ディズニーランドの場合
東京ディズニーランド(R)ホテル
ランドホテルはディズニーランドの目の前なのでディズニーランドとホテル間は再入場で楽々と行き来できます。
出典:一休 東京ディズニーランド(R)ホテル
ディズニーホテル
プランは限られていますが、ディズニーランドから行き来できるディズニーランドホテルのお食事付き宿泊プランがあります。
プレシャスカンナというコースメニューが付いているプランがあります。
レストラン カンナはディズニーランドホテルに入って直ぐの場所にあります。
割と落ち着いていて高級感のあるレストランです。
こちらのレストランでは低アレルゲンメニューについても本格的なコースが用意されています。
メニューのイメージはカンナ ディズニー公式サイトをご確認ください。
レストラン カンナは、筆者の子供がまだ抱っこ紐を使っていた頃にも連れていましたが、大人も子供もゆっくり休憩できるレストランです。
照明を落とした大人っぽいレストランでお洒落な感じですが、ゆっくりとしたお食事に関しても満足できて疲れが取れました。
ルームサービス(2025年2月現在当日モバイルオーダーで注文)もあります。
ディズニーシーの場合
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ(R)
ホテルミラコスタはディズニーシーのパーク内にあります。
出典:一休 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ(R)
ディズニーホテル
パークがまるで自宅前の公園でもあるかのように部屋とパークを自由に行き来できるところに宿泊ゲストの特別感があります。
接客に関しては、ディズニーとしての親しみやすさもありつつ、ホテルウェディング分野でも人気なのでサービスに慣れている印象です。
ただし現状はミラコスタの宿泊予約は朝食付きが目立っていて朝食をランチの時間帯にずらすことは難しそうです。
ミラコスタでは宿泊予約でお部屋休憩、別途ホテル内のお食事の予約などがおすすめです。
レストラン予約をしていない際は、直ぐ下(パーク内)にベーカリーやディズニーの中では規模の大きい(席が多い)レストランがあるのでそちらでお茶やお食事をとるのもおすすめです。
晴れていればパークを眺めながら過ごすことができて気持ちが良いです。
ルームサービス(2025年2月現在 当日モバイルオーダーで注文)があります。
ホテルミラコスタについてはこちらでもご紹介しています。

東京ディズニリゾート・トイ・ストーリー(R)ホテル
トイストーリーホテルの宿泊ゲストは開園時間から直ぐではないものの、ディズニーシーのファンタジースプリングスエリアのゲートを使えるようになりました。
トイストーリーホテルはシンプルステイタイプのディズニーホテルですが、外観デザインや内装もかわいいので相当人気です。
ゲートが使える時間はトイストーリーホテルとディズニーシーを行き来することが簡単になります。
赤ちゃんの授乳やちょっとした休憩にも便利です。
トイストーリーホテルは基本的に宿泊ゲストのみ入館できるようになっています。
キャラクターレストランの食事があらかじめ付いた便利なプランがある場合もあります。
ファンタジースプリングスエリアとエリア内ホテル
TDS(東京ディズニーシー)の新エリア「ファンタジースプリングスエリア」に関しては、以前あった入場制限は解除されて1DAYパスがあれば自由にエリアに入れるようになっています。
ファンタジースプリングスエリアのパーク内レストランについては、モバイルオーダー制を全面的に展開(ワゴンは別ですがモバイルオーダーという予約方法のみの注文に)なっています。(2025年5月現在)
※ファンタジースプリングスエリアにあるホテル「ファンタジースプリングスホテル」内のレストランについては別扱いです。
モバイルオーダーはスマホを使った当日の事前注文なのですが、詳しくはページ後半モバイルオーダーをご確認ください。
TDS ファンタジースプリングスホテル
ファンタジースプリングスホテル内のレストランについては、基本的に宿泊ゲストのみ利用・予約できるようになっています。
最近、公式サイトには状況によって直接一部のレストランに入れる場合がある旨が記載されるようになりました。
少し興味もわくところですが入れるか分からない状態で家族揃って挑戦するのは少し敷居が高い印象も受けます。
宿泊予約についてはファンタジースプリングスホテルの予約状況と予約方法で触れています。

予約が取れない場合
プライオリティシーティングについては、TDR自体に人が多く集まるので直ぐに予約が埋まります。
数日前にディズニーに行くことが決まった場合は予約も結構大変です。
ただし、変更やキャンセルも出ないことはありません。
万が一、前日までに予約ができなかった場合は、当日予約に引き続き挑戦してみても良いと思います。
とはいえ、「取れたらラッキーかな」という気持ちで、予約なしのプランに向けて半分気持ちを切り替えていくことも大切です。
私の体験談からのアドバイスですが、運用側がシステムを多用している場合、ゲストが決まった基本動作でなく焦って例外のようなことをしてしまうと、問い合わせてもキャストの対応には時間がかかると思います。
できる限り、決められた時間やルール通り予約システムを活用するのがコツです。
当日のレストラン予約については、ディズニープラン情報の当日行くレストランを決める(事前予約がない場合)で触れています。

ディズニーモバイルオーダーとは
現在、一部のカジュアルレストランにモバイルオーダーシステムが導入されてディズニー・モバイルオーダー(クレジットカード決済)対応レストランが増えてきました。
※モバイルオーダー制を全面的に展開しているファンタジースプリングスエリアについては、上のファンタジースプリングスエリアで触れています。
モバイルオーダーは、当日入園後にディズニーアプリを使ってメニューを注文できるシステムです。
アトラクションに並んでいる間などにレストランやメニューを選べるので便利です。
クレジット決済になり、注文した料理を取りに行くことは必要ですが、注文と会計のためにレジに並ぶことを省くことができます。
【今までのカジュアルレストランの場合】
- 空いていそうなレストランを決めて席が空いているか確認。
- やっと席を取り、「子供を見ていてね」と同行者に頼んで注文しに行く。
- 注文と会計のために列に並びながらメニューを遠目で見る。
- レジ奥にあるメニューが「よく、見えないなぁ」と思っていたら順番が来る。
- 焦って注文して会計を済ませる。
- キッチンの方まで少し前に出て用意されるまでその場で待つ。
- 数分後、トレーに載せてもらったら席に戻る。
- いただきます!
一部、席まで案内してくれるレストランもありますが、ディズニーのザ・カジュアルレストランでは、この様なスタイルが王道でした。
【ディズニー公式アプリ モバイルオーダーの場合】
- アトラクションなどに並んでいる際にスマホで注文。
- レストランに行ってからアプリ画面で「商品を受け取る」をタップする。
- 用意できるまで10分程度など待つ。(その間に同行者などに席を取って待っていてもらう)
- アプリ画面で「用意ができました」などの表記に変わるのでお食事を取りに行く。
- 注文した商品を受け取り、いただきます!
このような感じで注文品を取りに行きます。
全てがそうなるのではなく、あくまでもモバイルオーダーを利用したい人は対象レストランから利用できるというシステムです。
以前までは暑い夏に飲み物を買いに行く際もレストランの混雑に巻き込まれる状態だったので、定着すれば便利になると思います。
※自動販売機が近くにある場合もあります。
ディズニーランドでずっと人気のスモークターキーレッグをキャンプ・ウッドチャック・キッチン(ディズニー公式サイト)でモバイルオーダーしたところ、待った時間は10分程度という感じでした。
その日は暑かったのですがラッキーなことに日中から海風があり、2階のデッキの席でお食事することができました。
以前はスナックワゴンに並んで買っていたので外で食べ歩いていた感じとは雰囲気は変わりますが、人気メニューに並んだ時間は劇的に減りました。
さすがに家族一人1セットは満足で、ポテトが余ってしまいました。
でも、いつも「半分こ」だったので後悔はないです。
カヌーを一生懸命漕いでいる人が見えたり大きな蒸気船からたまに手を振る人が見えたりしています。
無風の夏はディズニーホテルや水が出るようなディズニーアイテムでしのぎたくなりますが、ディズニーは夕方などから海風が強い時も多いです。
ナプキンなどがあちこち飛ぶ~、気を付けてください。
「トレーを持った人が列をなして待っている」という姿はあまり見られないので、皆さん何とか席を取っている・パークはそのように運営されているという印象です。
モバイルオーダーの注意点としては、食事時にはアプリが繋がりにくくなってしまい、何度も立ち上げるという状態が数回起こったことです。
そのため、時間に余裕を持ってアクセスした方が良いかなと思います。
TDR全体については予約システムを使っても、頑張って20分並ぶことが必要なときもあります。(予約システムがなかったときは乗り物で2時間待ちなど、平気に時間を費やしてました)
次のページではTDRのおすすめレストランを予約の有無と一緒にご紹介しています。
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