ディズニーのプライオリティパスやプレミアアクセスについてまとめます。
入場券を意味するスタンバイパスも含めて、各予約パスの違いについても説明します。
プライオリティパス・プレミアアクセス・スタンバイパスとは?
全て東京ディズニーリゾートの予約システムです。
スマホにダウンロードしたディズニーリゾートアプリで取得できます。
プライオリティパスとは?
プライオリティパスはアトラクションの待ち時間を短縮できる無料の予約サービスです。
東京ディズニーリゾート(TDR)は、以前より1DAYパスなどで入場した後に使える予約システム「ファストパス」を多用していました。
ファストパスはアトラクションで長時間並ぶことをゲストが回避できる無料の優先案内システムです。
待ち時間を120分から20分(100分減)など、大幅に減らすことができます。
2023年6月8日にファストパスは無くなり、現在はファストパスにかわって下の二つのパスチケットになっています。
- プライオリティパス(正式には「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」)
- プレミアアクセス
プライオリティパスはその内の一つです。
プライオリティパスにお値段がかかるかどうかについてですが、プライオリティパスは無料になります。
次に紹介する「プレミアアクセス」との違いは、プレミアアクセスが有料予約なのに対してプライオリティパスは無料となり、予約のために追加料金がかからないことです。
内容は以前のファストパスと大きく変わりませんが、アプリでアトラクションを事前予約した後、専用レーンに並んで待ち時間を相当短縮できるというものです。
プライオリティパスの対象アトラクションは決まっています。
「人気アトラクション」が多い状態です。
プライオリティパスの対象アトラクションや使い方についてはディズニー・プライオリティパス 公式ページに分かりやすく掲載されています。
短縮される待ち時間についてはプレミアアクセスの短縮時間と大きな差は感じられず、快適にアトラクションを体験できます。
追加料金が発生しないプライオリティパスは2023年7月から開始され、2024年4月以降も利用可能、終了日未定となっています。
プライオリティパスの優先予約が適用されている時期には、人気アトラクション(プレミアアクセス適用のものは対象外)について、無料で優先予約ができます。
予約を多用して効率良く動く場合、パークではスマホをよく使います。
開園直後など多数のアクセスで繋がりにくいこともあり、充電切れがおこることがあります。
便利なモバイルバッテリーについて詳しくはモバイルバッテリーのページをご確認ください。
プレミアアクセスとは?
プレミアアクセスはアトラクションやショーの体験時間を指定して予約できる有料サービスです。
プライオリティパスと同じく待ち時間を短縮することができます。
プレミアアクセスも仕組み自体は廃止になったファストパスと大きく変わらず、基本的には使い方含めてプライオリティパスと同じです。
ただし、プライオリティパスが無料なのに対して、「プレミアアクセスは有料」という大きな違いがあります。
予約・体験に関してアプリを使ってアトラクションを指定してカード決済で購入するというものです。
プレミアアクセスの値段は1,500円~2,500円程/1人・1回・1アトラクションです。
友人と行く分にはまだ良いですが、家族で遊びに行くと負担は大きくなります。
プレミアアクセスの最新情報や使い方はディズニー・プレミアアクセス 公式ページに分かりやすく掲載されています。
プレミアアクセスが使えるアトラクションも決まっています。
混雑が予想される「超人気アトラクション」や「最新アトラクション」です。
ディズニーランド(TDL):美女と野獣、ベイマックス、スプラッシュマウンテンのアトラクションや夜のエレクトリカルパレード、日中のショー(指定の鑑賞席)
ディズニーシー(TDS):トイストーリー・マニア、タワー・オブ・テラー、センター・オブ・ジ・アース、ソアリンのアトラクション、夜のショーなど
TDSのファンタジースプリングスエリア:アナとエルサのフローズンジャーニー、ラプンツェルのランタンフェスティバル、ピーターパンのネバーランドアドベンチャー
※ファンタジースプリングスエリアの乗り物などについては混雑回避プランのページ内ファンタジースプリングスエリアで説明しています。
プライオリティパス・プレミアアクセスの効率的な使い方
上手い使い方としては、入園後直ぐに事前に計画したアトラクションの予約パスを人数分取ることです。
プライオリティパスやプレミアアクセスが設定されているものは普通に並ぶとかなり混んでいて、90分や130分など待ち時間が長いアトラクションです。
予約パス適用アトラクションは混雑することが決まっているので、迷わずピンポイントで決めたパスを取ってしまうことをおすすめします。
事前にディズニー公式ホームページで行きたい場所について予約ができるか確認しておくとスムーズです。
プレミアアクセスなどのパスは、事前に以下のディズニーリゾートアプリをスマホにダウンロードしておいて、入園後にアプリから取得します。
アプリ上の画面で必要なゲスト全員にチェックが入っているか確認後、アトラクションを選んでパスを取得します。
グループを作成していれば、同行ゲストのアプリにも予約された内容が反映されます。
グループ作成の説明についてはスマホ・ディズニーアプリやチケット反映をご確認ください。
有料のプレミアアクセスは余っている時間帯からある程度時間を選択できます。
一方、無料のプライオリティパスはゲストが時間指定できるわけではなく、アトラクションごとに早い時間枠から順々に提示されてその時間帯で予約します。
予約後、指定時間にアトラクションの入口に行き、2次元コード(パスを取るとアプリに表示されるコード)を読み取ってもらって入場・アトラクションを楽しみます。
同じ種類のパスに関しては取得から一定の間を置かないと次の予約ができません。
そのため予約制限が解除された時、直ぐに次の予約を行うことがコツです。
プレミアアクセスの2回目以降の予約については、1アトラクション予約後、1時間後か、取得しているパスの利用開始時刻を過ぎると次の予約が行えます。
無料のプライオリティパスについては、プライオリティパス取得の2時間後か、持っているパスの利用開始時刻を過ぎると次のパスを取得できます。
パス予約の優先順位は多数のアクセスが予想される無料のプライオリティパス→プレミアアクセスの順に優先とすると良いです。
プレミアアクセスは、超混雑が予想されるアトラクションのみに適用されるお値段高めの予約システムです。
遠方にお住まいで度々遊びに来れない方・年配の方や子供といて雨が強いなど、より時間を優先したい方におすすめのチケットです。
プレミアアクセスは取ることが決まった段階で、朝から順次、他のアトラクションに並んでいる際、直ぐに取得してください。
有料パス(プレミアアクセス)は無料予約よりは焦って予約する必要はないですが、AM10時~11時や午後早くに無くなってしまうものも一部あります。
連休中(混雑時期)のTDS体験では、午前中に一つのアトラクション「ソアリン」の有料パスがなくなっていました。
パスは有料であっても無料でも人気のアトラクションから無くなると考えて良いと思います。
ファストパス運用時から印象は変わりませんが16時程度には大体のパスが落ち着いてしまう感じです。
取得の際のアプリの操作自体は簡単ですが、毎回スマホを駆使して予約するのに誰かが集中しなければならない手間があります。
実際には当日の15時程度まで、ママやパパが、ワサワサとスマホを操作しながらという感じです・・。
現状では全体的に「超人気アトラクション」や「最新アトラクション」(つまり、有料のプレミアアクセス対象のアトラクション)の時間短縮が無料枠では難しくなっています。
そのため、お金をかけて体験するか、一部のアトラクション体験を省いて別の楽しみ方に変えるかを決めていただくことになります。
予約パスを取る場合は、事前にアトラクションごとの身長制限などを確認して待ち時間が長いアトラクションのパス取得から優先すると良いと思います。
ディズニー全体で待ち時間が長めのアトラクションを人気アトラクションにまとめていますので参考にしてください。

スタンバイパスとは?
コロナ禍での人数制限のために新設された予約システム「スタンバイパス」というものもあります。
スタンバイパスは対象場所への入場チケットの様なもので、特に時間を短縮するものではありません。
対象アトラクションや対象レストランのスタンバイパスは、一部の時間にスタンバイパスが発行されます。
また、スタンバイパス適用の時間帯はパスが無いと入れないようになります。
スタンバイパスは無料です。
スタンバイパスもアプリから簡単に取得できます。
ただしこちらのパスは現在、アトラクションではあまり使われていません。
スタンバイパスは一部のショーやショップ、レストラン内の一部の人気メニュー、一部のレストランなどに使われています。
※レストランについては一部スタンバイパスが対象になる施設もありますが、現在は多くのレストランが対象ではありません。
スタンバイパスは時期により微妙に適用施設が変わります。
そのため、対象施設を覚えるより、アプリや公式サイトを使って前日までか当日に適用施設をさらっと確認する方が良いと思います。
スタンバイパスは基本的に取得したパスを利用した後、次の予約が取れるようになっています。
アトラクション、レストラン、ショップでは目的が異なるので同時に確保できます。
ただし、目的が同じものは同時取得ができないので時間を置く必要があります。
使っていないのに次のパスを取りたい場合は、取得したパスの利用開始時間(かつ、前回の取得から1時間後)or 前回の取得から2時間後に取得することができるようになっています。
スタンバイパスの時間指定は、ゲスト側で指定できないことが公式ページに記載されています。
無料のパスについては運用側が人の流れを調整する意味もあると理解して、裏技というよりも早い時間から流れに沿って楽しむプランを立てることが一番だと思います。
スタンバイパスの使い方などはスタンバイパス 公式ページに説明があります。
プレミアアクセス(有料パス)を使わないで並んだ例
さて、超人気アトラクションにプレミアアクセス無しで並んでみました。
開園直後早歩きで行って並びました。
TDSのソアリン:100分表示で実際90分程度待ちました。
※大型連休 混雑時期
上記は開園直後なので、1.5時間~2時間程度は待つ覚悟がいります。
その場で魅力的なアトラクションや人の流れに乗ると、1つのアトラクション体験で数時間が過ぎてしまい、食事の時間などにも響きます。
またそれだけではなく、他の無料チケット取得のチャンスも逃していってしまうのです。
ただし、筆者は「家族連れなど負担も大きければ、プレミアアクセスは無理に使う必要はない。」と思っています。
実際にはアトラクションには身長制限もあり、例えば小さな子供がいてお散歩で楽しむ場合には、別の楽しみ方がありますよね。
ディズニーの楽しみ方として、アトラクションを楽しむ・ショーや食事を楽しむ・雰囲気や花、音楽を楽しむなどがあります。
別ページでは長時間並ばないお散歩ディズニーのおすすめスポットもご紹介しています。

注意点は混雑や複雑なルールが原因で目的が果たせないと想定外となってしまうことです。
レストランやホテル含めて全体の状況を掴む必要があると思います。
TDRプランではディズニーの様々な情報をまとめているので是非、TDRレジャーのヒントとしてご活用ください。


